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中国駐在商社マンが教える「初めて中国旅行に行く人が知っておくべき基礎知識」(ホテル・交通手段・その他編)

前回の記事で、中国における電子決済の概要をご紹介いたしましたが、今回は中国を訪問するうえで絶対に知っておきたい基礎知識をご紹介します!

  1. ホテルの選び方
  2. 交通手段
  3. その他の注意点
  4. ホテルの選び方

ホテルの選び方

旅行する中でもホテル選びは非常に重要ですよね!中国でホテル選びをする際にはとても重要なポイントがあります。それは外国人が宿泊可能かということです。

他の国ではあまりなじみがないかもしれませんが、中国では外国人を宿泊させる場合、特殊な許可が必要で、この許可を取得せず中国人のみを受け入れるホテルも多く、筆者も予約したけど宿泊できかなったパターンが頻発しました。

北京や上海などの大都市で外資系の高級ホテルに宿泊する場合は全く心配はいりませんが、地方都市の安宿を探す場合は注意が必要です。

【中国居住者の場合】


駐在や留学などで中国に居住している場合、ホテルの予約はC-tripやQunarなどのアプリで行う人が多いですが、予約の前に必ず

「详情/设施」→「设施政策」→「外宾政策」の欄を確認しましょう。

「酒店仅接待大陆客人」となっている場合は外国人不可です。

【短期旅行者の場合】

外資系の予約サイトを通じて予約を行いましょう。ホテルのレビューに外国人のレビューがあればなお安心です。ただし、外資系サイトであっても、注意事項に「中国の身分証が必要」とある場合は外国人不可なので注意です。

いずれにせよ地方に行けば行くほど外国人を受け入れてくれるホテルは少なくなるので、事前に確認・予約をお勧めします。

町を歩いていると一泊100元(約1,500円)程の宿が多数ありますが、ほとんどは外国人不可です。

中国のホテルでは高級な外資系ホテルを除き、フロントは英語が通じないケースが多いので、パスポートを見せつつ、「有預定(ヨーユーディン!/予約していますの意味)」と伝えましょう。チェックインの際にはパスポートコピーと専用の機械で顔写真を撮られるケースがあるので驚かず対応しましょう。

【交通手段】

中国を旅行するうえで多用する交通手段と言えば、飛行機・長距離バス・高速鉄道・タクシーなどですが、それぞれの注意点をご紹介します。

【飛行機】


日本でも同様ですが、国内線と国際線のターミナルが異なるケースがほどんどなので、自身の出発ターミナルを事前に確認しておきましょう。タクシーで空港に向かう際にノートやスマホ画面で見せると効果的です。

ターミナルは中国語で航站楼(ハンジャンロウ)です。1(イー) or 2(アール) or 3(サン)+ 航站楼(ハンジャンロウ)で通じます。国内線(グオネイシエン)、国際線(グオジーシエン)は日本の漢字のままでも通じます。


ターミナルに着いたら、搭乗券を発券する必要がありますが、中国にも自動発券機は有ります。中国国内線の場合は自動発券機で発券可能な場合が多いのですが、国際線の場合はカウンターに並ぶケースが多いです。

また、預け入れ荷物がある場合は時間に余裕をもって空港に行きましょう。カウンターは長蛇の列である場合が多く、どこの空港でも荷物検査も長蛇の列です。荷物検査の際は日本と同じですが 、ペットボトルの持ち込みは不可、携帯やPC、補助バッテリーなどもトレイに取り出しましょう。

【長距離バス】


国内の都市を移動する際に長距離バスも結構便利です。最近は高速鉄道網も発達していますが、依然鈍行列車しか運航していない年もたくさんある為、その場合は長距離バスの方が早かったりします。

長距離バスターミナルは客运站/客運站(コーユンジャン)とよばれ、大都市であれば複数個あったりもします。

時刻表はネットに出ていることも多いですが、筆者の感覚的にネットの時刻表と実際の時刻表は異なるケースも多く、実際に行って確認するのが安全です。チケットは窓口で購入し、購入の際にはパスポートの提示が求められます。

バスターミナルの窓口も英語は殆ど通じないので、行先を書いた紙とパスポートを渡せばOKです。基本的に座席指定はないので、座席は早い者勝ちです。

【高速鉄道】


筆者が以前投稿したコラムに詳細は記載しておりますが、中国では高速鉄道(日本でいう新幹線)が非常に発達しており、飛行機に比べ費用が圧倒的に安く、国内旅行には必須の交通手段です。

日本でものぞみ、ひかり、こだまと種類があるように、中国でも高鉄、動車、快車と種類があります。高鉄、動車の座席は商務、一等、二等とランクがあり、商務・一等は日本でいうグリーン車で、二等席でもまったく問題ありません。

快車以下の列車は軟臥、硬臥、軟座、硬座、無座とランク分けされ、軟臥は一つのコンパートメントに4つのベッド、硬臥は6つのベッド、軟座は多少座り心地のいいシート、硬座は硬いシート、無座はその名の通り、立ったまま行くチケットです。

10時間を超える長時間の移動であれば、横になれる軟臥、硬臥がおすすめですが、同じコンパートメントの人は選べないので、ものすごく騒がしい人に当たる可能性もあります。

また、中国の高速鉄道に乗って驚くのは皆イヤホンなどは付けずに動画を見たり、ゲームをしたりと非常に騒がしいです。一方で気軽に果物を分けてくれたり、お菓子をくれたりもするので、とても温かい気持ちになります。筆者も近くに座った老夫婦と道中ずっと話し込んだという経験もあります。

【タクシー】


バスも通っておらず、ちょっとした移動に適したタクシーですが、日本を比べて非常に安く、筆者も旅行中には多用しています。

一方でタクシーの運転手は99.9%英語が通じないので、中国語が話せない人は必ず紙やスマホの画面で行先を伝えましょう。Tourpassなどを活用しキャッシュレス決済出来れば良いですが、現金の場合はお釣りを持っていないことも多く、事前に10元札、5元札、1元札などを準備し、細かく支払えるようにしておきましょう。

また、タクシーは基本的に市内をぐるぐる回っており、50-100km先の市外に出てしまう場合は断られるケースもあります。タクシー運転手も遠方に出てしまうと自分の家に帰ってくる際にお客さんを見つけるのが難しい為です。

その他気を付けること


上記以外で観光中に気を付けることは、軍事施設や公安の施設などをむやみに撮影しないことです。中国の各都市には軍港や軍事施設などが町中にあるケースも多く、こういった施設の撮影はできるだけ控えましょう。観光地で周りの中国人観光客もバシャバシャ撮影している場所であれば問題ありません。


また、有名な観光地で入場券の購入が必要な場合は、場所によっては現金のみというケースもあります 。せっかくTourpassを登録したのに。。と思われるかもしれませんが、筆者も現金の持ち合わせがなく、泣く泣くATMで引き出しに行った経験もあります。もし、観光地を訪れる場合は事前に入場券の値段を確認し、現金でも払えるよう準備しておきましょう。

いかがでしたでしょうか。これからも中国国内の秘境や世界遺産をドンドンご紹介していきますが、実際に訪問する為には上記の基礎知識が必須です。行くのが難しいからこそ、到達したときの感動や達成感は一段と大きいと思います。旅行の難易度は高いですが、是非一歩を踏み出してみましょう!

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