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日本人観光客も急増中!2時間半で行けるロシア・ウラジオストクの魅力

Seemyの読者の皆さん、初めまして~ ロシアンOLちゃんこと、タマラです。私は極東ロシアにあるウラジオストク市の出身で、9年前から日本で暮らしながらSNS(https://www.instagram.com/omoshirussia/)やイベントを通じて、ロシアの情報を発信し続けています。今回の記事では、最近日本で人気を集め始めた私の地元ウラジオストクの魅力についてご紹介したいと思います。

東アジアへの玄関港

ロシアの中でもウラジオストクは特別な街です。首都であるモスクワの反対側の極東に位置しており、西部のモスクワとは7時間もの時差があります。ロシアにとってアジアへの窓口としての役割が大きく、隣のアジア諸国と深い交流があります。ウラジオストクでは、貿易港と漁港が街の経済を支えています。

Photo: Kristina Kovalchuk

今のウラジオストクにあたる場所はかつて中国の領土でした。1860年7月2日にウラジオストクの設立が命じられました。「ウラジオストク」は「東を支配する」という意味です。支配と言われると怖いイメージがありますが、東からロシアの国境を守るというニュアンスであったそうです。そのためウラジオストクの都心部、横断シベリア鉄道の駅の前に立ってるレーニン像も東の方向を指さしているそうです。

他のどの都市とも違う、独特な雰囲気

ロシア人はウラジオストクを略してウラディク(ロシア語ではВладик「Vladik」)という愛称で呼びます。ウラジオストクの街は、他のロシアの街とは異なる独特な雰囲気があるため、20世紀の初めには「極東のニース」、20世紀の後半には「第2のサンフランシスコ」などと呼ばれていました。

ウラジオストクと日本の関わり

ウラジオストクに長く住んでいたある日本人がこの街についてこのような俳句を詠んでいます:

-ウラジオは 坂と風と 緑の街-

これはウラジオストク出身の私が聞いてもとてもよくこの街を表していると思います。一つ付け加えるとしたら「海」のことでしょうか。ウラジオストクには日本海が街のど真ん中にあり、市民にとって特別ではない、見慣れた存在です。私自身、中学高校時代には学校の帰りに海沿いのベンチや砂浜で宿題をやったりしていましたし、友だちと会う時にはいつも都心部の海沿いのプロムナードであるナベレジュナヤ通りを歩いて過ごしていました。

ウラジオストクは昔から日本と親しい関係が築かれています。函館市、新潟市、秋田市、鳥取市はウラジオストクの姉妹都市です!

Photo: Anton Balashov

さらにウラジオストク都心部には日本に由来のある場所が多くあります。旧日本人街、詩人与謝野晶子が1912年にパリにいた夫、鉄幹に会いにいくためにウラジオストクを経由しシベリア鉄道に乗ったことを記念して作られた石碑、ウラジオストク本願寺とそれを囲むさくら公園などです。ロシアでの日本語教育はウラジオストクから始まったと言われています。

2020年3月にJAL、ANA便が東京ウラジオストク便を就航しますが、それまで日本からウラジオストクに行くには、鮮やかなカラーのS7便に乗らなければなりませんでした。

Photo: Yuriy Smityuk

機体は可愛いですが、残念ながら機内食はとてもシンプルなのであまり期待しないほうがいいかもしれません笑 なお2時間弱のフライトでお腹が空く前に着いてしまいます。

また飛行機の乗り降りの際、機体の写真を撮ろうとすると怒られてしまいますので、気を付けてください。

今年の春からは羽田便も始まる予定ですので、日本のサービス品質を楽しみながら、JAL, ANAマイルでも行けるようになります。

さてウラジオストクの都心部に移動しましょう!

一番の都心部だと言われるのは横断シベリア鉄道の駅です。横断シベリア鉄道の始点および終点でもあり、9288キロもの距離を通じてウラジオストクとモスクワを結んでいます。

Mami Hayashi

そして、その向こう側にある「海の駅」です。

海の駅では定期的にウラジオストクを訪れるクルーズ船と貿易船を迎えます。大通り沿いから駅舎に入り通り抜けると、海を眺めたり、カモメにパンを投げたり、読書したりするためにぴったりなベンチがあります。

ウラジオストクのオススメグルメ!

ウラジオストクを訪れる日本の方に特に紹介したいポイントは次のようです。

まず、数えられないほどたくさんのカフェやレストランがあります。ロシア料理はもちろん、旧ソ連時代からロシアと強い繋がりを持つジョージアの料理、たくさんの日本食レストラン、また中華料理や韓国料理、北朝鮮料理まであります。

3年前頃からインドカレーのお店を街中で見かけるようになり、最近人気だそうです。他に、ウラジオストクの海で採れたカニやホタテを食べ尽くせるシーフードレストラン、エクレア屋さんやベーカリーなどです。そのなかでオススメスポットをいくつか紹介します。

ジョージア料理Supra 

ジョージアワインはもちろん、ジョージア風水餃子のヒンカリ、ジョージアチーズ、肉の串焼きのシャシリクがとんでもなく美味しいです!

メキシコ料理Lima

南米で暮らしていたロシア人が創ったB級グルメのお店で、内装や雰囲気にもこだわっています。シーフードの冷製スープ、セビーチェやタコスがとても美味しかったです。本場の味のはずです。

ONE Coffe Place

オシャレなカフェもたくさんありますが、こちらのカフェではラベンダーをこだわっていて、ラベンダー味のコーヒーやエクレアが楽しめます。またお水もオシャレなラベンダー色でとても印象に残っています。デザインも可愛いのでインスタ映えしますね。

郊外のショッピングモールに入っている日本風カレー屋さんでは、なんと日本式にカレーのルーの試食を提案されました。びっくりしましたが、なかなか美味しかったです。

もう一つ、最後にご紹介したいのは、ウラジオストクのスーパーマーケットです。もしかしたら街のお土産屋さんよりもスーパーマーケットの方がお土産を買うのに良いかもしれません。

例えば蜂蜜。とても種類が非常に多くて、選ぶのが難しいかもしれません。クリームハニーや松ぼっくりの入った蜂蜜はロシアでとても人気があります。面白いお土産として買ってみてはいかがでしょうか?

ウラジオストクにはチョコレート工場があり、わかめチョコ、海塩の入ったダークチョコ、街の景色を載せたチョコなどバラエティ豊かで、とても人気なお土産です。

スーパーマーケットではなんと生きたカニが買えるところもあります!ウラジオストク国際空港では持ち帰り用の冷凍カニも売っています。

日本食が恋しくなってもウラジオストクのスーパーマーケットには日本食材の品揃えも豊かですよ。

しかし、皆さんに最も体験して頂きたいのは、ウラジオストクの人とのコミュニケーションです。親しみやすいウラジオストクのロシア人では、若い人のほとんどは英語OKです!さらに、アジアの言語を学んでいる人も多いので、きっと話しかけられても驚かれることは少なく、日本語で返事されることもあるかもしれません^^

ABOUT ME
タマラ@ロシアンOLちゃん
タマラ@ロシアンOLちゃん
日本が大好きなロシア人会社員兼翻訳者です。ロシアの暗号通貨情報をひたすら日本語に翻訳して情報をお届けします。ロシア政府"非"公認ソーシャル大使として日露友好のために 「オモシロシア」 プロジェクトを通じてオシャレでおもしろいロシア情報を発信しています。 Twitter:@crypto_russia Webサイト:https://cryptorussian.blogspot.jp/